夏季舎営
'99.07.30-08.1 美杉 斎藤家旧宅
テーマ 『僕達のキャンプ』 〜 すこしづつ苦手をなくし、自分でできることを増やそう 〜

豪雨の中、最終プログラム【峠越えハイク】を終え、みんな、頭から足までぐっしょり、やっと晴れ間の出た伊勢奥津駅で。
笑っているのは自動車でフォローした隊長だけ?でもみんな、本当にたくましくなりました。

枠内の文面は計画書より引用

テーマ『僕達のキャンプ』
 この一年間、みんなでいろいろな活動をしてきましたが、いよいよ総仕上げの夏季舎営に出かけます。
 隊長は普段の活動で難しい釣りの結びに挑戦したり、恥ずかしさを我慢してみんなの前で歌を歌ったり、暑いなかでキチンとならんだりするみんなのがんばりをたくさん見てきました。
 このキャンプが終わるとくまスカウトはボーイ隊への上進準備に入りますが、うさぎ、しかスカウトもそれぞれ上進します。
 キャンプでは今までよりもちょっと大変だったり、怖かったり、難しかったりすることがあるかもしれないけれどみんなで助け合って、くま、しか、うさぎ、それぞれ少しづつでいいからがんばってみよう。
『みんなに期待すること』
 キャンプの行き帰りで二時間ほど電車に乗ります。さすがカブスカウトと思われるためにはどうすれば良いか、考えてみよう。
 キャンプではみんなで共同生活をします。特に2日目はビーバーもやってきます。みんなで楽しく生活するためにはどういうことをしたらよいか考えてみよう。
 キャンプではたくさんの人たちが君達の活動を支えてくれます。自分達のできることはないか考えて実行してみよう。
『活動のヒント』
 朝礼のときに帽子がない、靴下がないとあわてなくてよいように、ベルト、ガーターまですべてハンガーにかけて整理しておこう。
 活動で外に出かけるとき、忘れ物をしないように、つねに自分の荷物は整頓を心がけよう。またスケジュールやプログラムガイドを参考にして早めの準備をこころがけよう。

活動マップ


7月30日

津〜松阪〜比津
約1時間半の汽車の中も、みんなで決めたように行儀のよかった赤1組白2組、みんながおとなしすぎてベンチャーの稲葉君は爆睡。
比津駅で【歴史探索ハイク】に備え、腹ごしらえ

【歴史探索ハイク】
その昔、北畠氏という有力な武士の一族がいた。その北畠氏が600年(1342年)以上前に築いた霧山城の城跡、約450年前に作られた庭園(現北畠神社)を訪ねる約6kmのハイキング。
霧山城までは急な登りが続くが、その後は下り、暑さが予想されるが、スカウトシャツを脱いだり、汗をこまめにふいたり、水分をうまく取ってがんばろう。

【歴史探索ハイク】 比津〜霧山城跡〜北畠神社〜斎藤家旧宅
炎天下の道を歩き、やっと霧山城の登り口に到着。
急な登りを終え、もう少しで霧山城跡。助っ人の前野ベンチャー隊長はビジネスバッグでご出勤?
やっと到着ハイ、ポーズ。眼下に広がる山々に向かって「やっほーっ!!!」。「おいおい、石なげるなぁ〜!!」
急な下りで何度も転びながら北畠神社に到着。「隊長〜、大丈夫?顔色悪いよ。」
到着した舎営場所では既に副団委員長お二人が夕食の準備におおわらわ

【川遊び】
みんなの大好きな川遊び。でも予備キャンプの時の小川よりも、流れが速く、水も冷たい。隊長の指示をよく聞いて、気をつけて遊ぼう。

【川遊び】 近辺の小川にて
「なぁ〜、川で遊ばせて〜!!」、「ちょっと休もうよ」、「いややーっ!!」
というわけで川遊び「なんかこっちにおるぞーっ!!!」「どれどれ」「おーいっ、待ってくれー」

夕食
「どうや、副団委員長の作ってくれたカレー、おいしいか」、「うん」、「酢の物まであってすごいやろ」、「うん」、ほんとに〜、食べてるときは静かなんやから...でもよくたべるなぁ〜
「食べ終わったらきれいに洗おうな〜」、「うん、わかっとるよ〜」

【ナイトゲーム】
美杉村はみんながふだん生活しているところより、星がとても良く見えます。みんなで星を観察にゆこう。懐中電灯を忘れるな! (実は肝だめし、「肝だめしがあったらキャンプに行かへん」と言っているスカウトの情報を事前に察知した隊長の作戦)

【ナイトゲーム】
全員、元気にクリア。隊長の話、怖かったかな?でも作り話じゃないんだよ〜。


7月31日

朝食
みんな、よく寝ました。今日は【フィッシャーマンファイナル】、【水泳選手に挑戦】、【キャンプファイアー】とプログラムがいっぱい。お腹いっぱい食べて元気にがんばろう。
スタッフのみなさん、よろしくお願いします

朝礼
「おはよーございまーす!!」
「僕は津10団カブ隊の一期生なんだよ」by 山本団委員。

【フィッシャーマンファイナル】
ルールやマナーを勉強したり、結び方を練習したり、ワームのつけ方、リールの使い方を練習してきたフィッシャーマンプログラム。いよいよファイナルラウンド。
君ヶ野ダムは人気の湖のため、少々手ごわいかもしれないが、みんなで挑戦。
チャレンジ章、『フィッシャーマン』をみんなでゲットだ!

【フィッシャーマンファイナル】 君が野ダム
キャンプ直前まで降り続いた大雨で、君が野ダムは悪コンディション。
残念ながら釣れなかったけど、みんな真剣に取り組みました。君たちの頑張りとチームワークを認め、チャレンジ章『フィッシャーマン』を認定することにしました。
・さすがの山本団委員もノーバイト
魚の姿は見えるが...
ワームを替えてみるか...
今度は常吉で...
えいっ!...
後ろ姿からも真剣さが伝わる...
うーん、釣れない...
・「大きな魚がおるぞー!」「えーっ、どこどこ?」
ベンチャー隊の稲葉君もノーバイト。

昼食
ひやむぎ、野菜炒め。隊長の作った野菜炒めはいかが?、「う〜ん...」

【水泳選手に挑戦】
チャレンジ章『水泳選手』に挑戦。
@準備運動がちゃんとできること
A25m以上泳げること
B立ち泳ぎが2分以上できること
Cおぼれた人を見つけたらどうするか説明できる
もう水泳選手を持っている人や泳ぎが苦手な人もいるかもしれないが、カブスカウトで大切なのはC番目。みんなで考えてみよう。

【水泳選手に挑戦】 多気小学校のプール
多気小学校のPTAのみなさんのご好意でプールをお借りできました。
2名がAとBをクリアしてチャレンジ章『水泳選手』をゲット。
でも@とCは全員がクリア。夏休みの終わりにはもう一度水泳があるので、練習しよう。
隊長は一番泳ぎのうまい亮太君と競争して....死にそうになりました。(そんなムキになったらあきませんよ by前野ベンチャー隊長)
ピース
・「飛び込んだらあかんよ!」、「違う!ジャンプやー!うぉりゃー!」
「隊長もおいでよ〜!」、「もう堪忍して」

ビーバー隊、嵐のように到着。ビーバー隊指導者は体力勝負

団委員長登場。ボーイ隊キャンプとのハシゴ、お疲れ様です。

近隣散策 イモリ発見!
今回の舎営で最もスカウト達の心をとらえることになる「イモリ」を見つけてきた。
「イモリ」「イモリ」「イモリっ」

夕食
働くビーバーママ、キャンプファイアーのネタを練る副団委員長。
炊事の間にキャンプファイアーのスタンツ(出し物)の練習をするビーバーママ

【キャンプファイアー】
大人の人が全部やってくれるキャンプファイアーに参加するのも楽しいけれど、今回はカブスカウトひとり、ひとりがエールマスター(キャンプファイアーの司会者)。
手作りのタイマツで炎をともし、担当の歌を大きな声で歌おう。

【キャンプファイアー】 北畠神社
待ちかねていた我らが増田副長も無事、試験を終え到着。さっそくキャンプファイアーの準備にとりかかる。増田副長にすべて任せたものの、みんなちゃんとできるか、隊長はドキドキ。
でもそんな心配は無用でした。みんな抜群のチームワークでキャンプファイアを盛り上げてくれました。
・手作りのたいまつを持って入場するカブ隊、「アチチ」
点火準備OK
「サーラスポンダ、サーラスポンダ」
「キャ、キャ、キャ、キャ、キャッチ!」by 山本団委員
「やおやさーんのお店にならんだ」by 前野ベンチャー隊長
・羽山ビーバー隊長率いるダンシングチーム
・岡副団委員長によるヤーン(営火夜話)「ビーバーのみんなもカブのお兄さんたちみたいになれるように...」、カブ隊のがんばりをほめてもらいました。今回の舎営場所もすべて岡副団委員長のお世話によるもの、本当に有難うございました。


8月1日

朝食
ビーバー・カブ隊ともにおとなしく寝て睡眠充分。これで【峠越えハイク】も大丈夫。ただ空模様だけが気にかかる...

朝礼
「お父さん、お母さんに感謝して...」by 前川副団委員長
なぜか、たくましくみえるカブ隊
「スイカのめーさんちー」by 西尾元ビーバー隊長 from 埼玉

イモリとの別れ
「さて、イモリをどうするかなぁー」と隊長が悩んでいると、前川副団委員長が「イモリを持って帰ることはイモリにとってかわいそうなことなんだよ、みんなで考えてごらん」とカブ隊へアドバイス。
以下、スカウト同士のやりとり。
「オレ、イヤヤー、ぜったい持ってかえるー!!」「そんなことゆうたって、かわいそうやないか!!」「そしたらボク一匹だけにするー」「一匹でもかわいそうなものはかわいそうや!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「帰したろか。。。」 「うん。。。そうしよか。。。」
「そんなら隊長、帰してくるわ!!」
「それじゃー元気でなぁ!」
「また会いにくるからなぁ!」
「イモリくん、ありがとう」

【峠越えハイク】
キャンプ最後の難関は、標高約500mの峠ごえ。前日によく睡眠をとらなかったスカウトにはちょっと厳しいかも。よく寝て、口笛をふきながら、楽勝でクリアしてしまおう。

【峠越えハイク】 斎藤家旧宅〜飼坂峠〜伊勢奥津駅
心配された空模様も出発前には本降りに。雨具を着て出発。
次第に雨も激しくなり、かみなりも鳴ってきたがみんな元気に到着。 「みんな、大丈夫かー」、「大丈夫やけどベタベタやー」


Special Thanks for

美杉村のみなさん
斎藤家のみなさん
ビーバーママのみなさん
岡副団委員長
山本団委員
前野ベンチャー隊長
西尾元ビーバー隊長
稲葉ベンチャー隊員
イモリ

from 津10団カブ隊&保護者一同

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